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TO BE FREE

〈自分になる〉ために

資格取得


暖かな冬の日が続く、僕は前の冬ほどは外出をしない日々を送っている
平日でも、休日でも、頭に浮かぶ声に耳を傾け続けているのだ
僕を駆り立てる衝動が、ずっとずっと、語り続けている
もう、幾日経ったのだろう、始まりを思い返すことはできない

結婚を機に、僕の妻は自己実現を目指し悩んだ挙句に
フラワーコーディネートという道を見つけたのだ
それは僕にも少なからず影響をした

独身時代にはほとんど関心のなかった自分の人生について
考えるようになった
一人でいる数十年後は途方もなくて、そしてなんだか怖かったし
あまり考えなかったんだろうね

だけど結婚してから僕は
彼女と過ごす数十年後について考えるようになった
どうありたいか、どう、ありたくないか

そうして僕は自分の立っている場所の不安定さに思い至った
それは場所であったり、関係であったり
だけど僕を一番不安にさせていたのは実は職業だった
とても安定している職業についていて
だけどその職業の上にいる僕はひどく不安定だったのだ

そうして、僕は自分のやりたいことについて考えた
小説家 
それはもしかしたら僕にとっては最も興味をそそる職業なのかも
だけどそれを創り出すだけのモノは僕にはまだない

僕は僕なりの成長を望みたい
そこにはさらに多くの人々と触れ合わなければいけないと思っている
自分の趣向と現実を照らし合わせて、僕は一つのことを思い出した

学生時代、もう公務員になろうと決めていた頃の話
大学で受けた適正試験の結果だった
幾通りかの質問を答えると適正のある職業がランキングで出てくる
結果は
ベスト
1位 インテリアコーディネーター
2位 フラワーコーディネーター
3位 インダストリアルデザイナー
ワースト
1位 警察官
2位 消防員
3位 現在の僕の仕事


僕はその結果について当時は考えてみることはなかった
自分は受けようとしている目の前の採用試験のことで
頭はいっぱいだった
そうして記憶からなくしていたその適正試験を
今更思い出したのだ

僕はインテリアコーディネーターという言葉にいまさら
強く打たれた思いがした
小さい頃、喘息持ちで部屋で遊ぶことが多かった僕は
部屋の中で一人でブロックで城を作ったり
絵を描いたりして遊んでいた

そうゆうの、今でも好きなんだと思う
結婚してから部屋を作るときにも
カーテンだとか壁にかける絵だとかを考えるのが楽しかった

小説を書きたいと思ったのも
自分の世界を作り出したいからだ
僕は空間に宿る人の空気みたいなものを
捉えるような文章を書きたいと常々願っている

僕は小心者でね、どうにも何かにつながって進んでいないと怖いんだ
何かを目指していたいし、そこに向かえている実感も欲しい

そんなこんなで資格取得を目指すことにしました
インテリアコーディネーター検定
早速ユーキャンから教材を取り寄せて開封

テキストが全7冊あるんだけれど
もう2冊を読み終えた
それが楽しくて、楽しくて、なんだかね。

竪穴式住居からの日本の住宅の流れだとか
蛍光灯に対する欧米人と日本人の受け入れ方の違いだとか
単純に言葉自体がね、楽しい

ミースファンデルローエ
数寄屋造
バーチカルブラインド

というわけで
前向きに頑張れそうな気がします