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TO BE FREE

〈自分になる〉ために

どうしたものか


僕にとって、今いる場所が永続するものではないという感覚は
多分今までずっとあったし、これからもあるのだろうと思う。
別段両親の転勤があったというわけでもないのに、思う。
北九州を離れ、福岡に移り、埼玉に出て、今東京にいる。
そしてここに来て、実は福岡に戻るか、東京にいるかという判断を迫られている。

僕は多分、どこでも暮らしていけると思っている。
いや・・これはある程度の生活レベルの場所に限定されるのだけれど。
ジャングルとか、農村とか、山とか、そんな場所だと難しい。
ともかく、福岡に戻る分には生活上困ることはないのだ。
仕事も変わらないし。

だけど、問題なのは、僕が東京に疲れていながらも、好きだという一点だ。
毎回帰省するたびにお金がなくなるし、母親が一人暮らしなのも心配だし、
人ごみは苦手だし、物価は高いし・・
そんなことを考えると、福岡に戻るべきだと思うが、
その一方で、東京にいる友達(この先会える人も会えない人も)のことを思ったり
僕がこの3年間で慣れ親しんだ土地であったり、
そんなことを考えると、再び悩んでしまう。

友人からは、僕は福岡にいるころから、そして東京に出てきてからも、
「福岡の人らしくない」と「東京の人みたいだ」という言葉が付きまとっていて
だからこそ、福岡での疎外感は実はずっとあった。
東京という場所に許されているという気持ちもあった。

一人で歩く恵比寿の静けさや、吉祥寺の賑わいや、丸の内の冷たい優しさや、
そんな場所はいつも僕を受け入れてくれていた

次々と増えていった、友人やちょっとした知り合いも、皆僕に優しかった
彼らや彼女らの話を聞くのは、とても楽しかった。

そして僕の独身時代というのは、強固に東京と結びついていたのだ。
福岡に戻ることなど、実際的に考えることはなかった。
それが最近意味を変えてきたのは、「結婚」があったからなのだろう

結婚して、東京に根を張るかと思いきや、「家族」には妻だけではなく
それぞれの家族も含まれるわけで、妻と共に歩む未来に、
僕は生まれた場所とのつながりを突然意識してしまった

決断、ギリギリまで僕はあまり考えないようにしよう
そしてどちらを選んだにせよ
時間絶対に否定しないから