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TO BE FREE

〈自分になる〉ために

近況

夏季休暇も7日目が過ぎ、あと3日という少し憂鬱な時期に至った。
終わりがあるからこその休暇なのだけれど
それでもやはり休暇はもっと欲しい。

「地球を止めてくれ、僕は映画を見たい」

というのは寺山修司の言葉だが、
まったくその通り。
だけど恋人は拗ねてしまうだろうなと思い苦笑する。

僕はきっと映画を見ることも、本を読むことも、
恋人と過ごすことについても、
不足感を残したままにこの世を去るような気がする。
多くを望みすぎているのだ、僕はきっと。

この夏は恋人と過ごした。
燈火会という奈良公園一帯を蝋燭で彩るイベントに行ったり
京都でうなぎ丼と抹茶パフェを食べたり
部屋で映画を見たり
彼女の料理を食べたり
誕生日プレゼントをもらったり

・・やめよう。
実は恋人について書こうとするとうまくかけなくなる。
それほどに僕らの関係性は言葉にしにくいし、
無理にしてみたところで、それは何千何万と繰り返されてきた
ありがちな言葉になってしまう。

「恋することは、恋人としか通じない言葉を持つことだ」

誰かが言ってた。・・気がする。
誰にでも分かる言葉で僕と恋人のことを語ることは
僕にはできそうにもない。

僕にとってうまく物事を語れている瞬間とは、
それがすでに過去のことであり
美しく懐かしむことができるからこそ言葉にできる。

恋人については僕は一生語れそうにもない。
それは一生現実として存在する彼女については
懐かしく語ることなんてできないからだ。
できるとすれば、それは何かが終わってしまったからだろう。


僕の人生にはずいぶんと現実が増えた。
しばらくはその現実に希望をもってやっていけるだろう。

来週には新居に引っ越す
来月には籍を入れる
10月には一緒に暮らす
来年の4月に式をして
来年の5月にパリでハネムー

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