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TO BE FREE

〈自分になる〉ために

夏がなくなるなら人生20年捧げてもいい

勤務時間が30分のびただけで、
日記をつけることができなくなった。
そして、この暑さが疲労を呼ぶ。
夏が来るたびに夏を憎み、そんな繰り返しを、
僕はもう24年も続けているのだ。
もうすぐ誕生日。
僕が冬に生まれていればどんなによかっただろう。

僕に元気がないことを
気が付く人はいるだろうか
僕が元気なときを
見たことのある人はいるんだろうか

恋人とは相変わらずだ。
恋人との間の出来事について
うまく書けないこと。
それはきっと、
とても穏やかで平和なことによるんだろう
僕の心を表明するほうがはるかにドラマティックだ

先週末に会ったときには
恋人は細い三つ編みで、ハイジのようだった。
僕らは大阪の人通りのないところで、
手を繋いで唄った

「くちぶえはなぜとおくまできこえるの」
「あのくもはなぜわたしをよんでるの」

おしーえてーおじいさん
おしいえて、おじいさん



教えてください本当におじいさん
僕らは幸せになれるでしょうか
こうゆう日々を
失わずにうれるのでしょうか
僕は
僕は
疲れています
仕事に
僕は
守らなければならない人に
誓いを立ててはいないのです
本当は守られているのだ
きっと
世界との調和を
時々考えます
自然を、
たとえば
夏を愛せない僕には
生きていることが
苦しい
暑いだけで

人生が残酷だと
誰もが感じているのだとすれば
なんてひどい
神様
なんてひどい
そのくせ僕は
幸せにもなる
恋人との日々
美しい音楽
幸せもあるんだ
なんてひどい