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TO BE FREE

〈自分になる〉ために

僕は、あなたよりも少しだけ

僕が人より触れるものは
数字であり言葉であり
言葉といっても色々とあって
僕は言葉に神経をすり減らしながら
磨耗した神経を言葉で回復したりする
恋人は言葉を望まない人で
言葉よりも声だったり暖かさだったり
そうゆうものを求める
そのくせ僕は恋人の言葉にこそ一番救われたりする
いつか一緒に食べるだろうパンのことを
そのパンに世界で一番のジャムを塗ってやるんだと
思ったり

世界って僕は言ってしまうけれど
それはきっと観念でしかなくって
確かな質量とか分からないんだな
それは喜びや哀しみの質量だったり
部屋に含まれている水分だったり
そんなくらいに分からないものだ
でも多分存在くらいはしてるはず
愛の重さはいくらかしらね
失恋は軽くなることかしらね
愛情の重さよりも
失恋の重さのほうが
ずっとリアルだったなんて
思ったり

不安に押しつぶされそうになるときに
僕は目をそらす
そらさない人は
そらせない人は
いったいどうやって生きているんだろう
幸せになるのも不安なんだ
そんなの僕だけなのかな
君と話すだけで
少なくとも一日に一度は笑えるということを
それを僕は貴重だと思うんだけど
そういったものを弱さといって
避けてしまう人々もいるんだろうなってことを
思ったり

うそだうそだうそなんだって
思ったり
あーどうでもいいぜ・・って
思ったり

そんなあれこれを考えながら
僕は少しずつ生きています
孤独の世界にあって

それでも恋人のことを
思うとずいぶんと楽になります

世界は元気ですか

皆様はお元気ですか

僕は誰のことも忘れません

偽善だと思われようと

やはり僕は知っている人々の

幸せを願わずに入られません

誰かを残して幸せになる

そんな罪悪感を

感じたことはありますか

幸福は誰も不幸せにはしないとしても

幸福な本人を傷つけたりもします

僕は傷つきながらも

それでも最近は

世界の尊さや愛情の不思議さや

そんなことを思ったりもします

美しき退廃と

醜い世俗化と

どちらが幸せかは

分かりません

人生が一度なのは

残酷なことです

知っていますか?

現実がやりきれなくって

逃げ出した人々のほとんどが

逃げ出した先で同じような

職場や家族や財産を作ることを

僕達は

あるいは決まった道を走っているのかもしれません

競争みたいだけれど

コースはそれぞれに用意されていて

時々

時々だけれど

僕は人のコースを羨んでしまいます

僕は

僕は

今すぐに

恋人を抱き締めたいのです

強く強く

くちづけをしたいのです




思ったり