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TO BE FREE

〈自分になる〉ために

別れは突然

昨日は会社の飲み会だった。
若手だけでの飲み会。
25歳前後のメンバーで部門を越えての初顔合わせだ。
そして、新人の歓迎会。
僕の部門からは、僕とアヤさんが参加した。
正直、楽しくないかもなあって思っていた。
昨年の同じような顔合わせのときは、微妙だったのだ、会話が。
だが、今回は楽しかった。
年齢層が若干下がったことのほかに原因はあった。

高卒率の圧倒的低下。
職場には大卒と高卒がいる。
昨年は、圧倒的に高卒の多い年だった。
今年は、完全に比率は逆転した。

この意見が偏見に満ちたものだと分かっていて言う。
高卒は、凄く真面目だ。
視野は狭く、ありきたりのことしか言えないが、仕事をする上では、
そうした特質はなくてはならない。
それに比べて大卒は、ほとんどが遊びを経験してきた。
個性こそが尊重され、生活の中で他者の締め出しを行ってきた。
だから、集中力がない。
うちの職場では、超仕事人間を、尊敬の意味をこめてソルジャーと呼ぶが、
大卒にソルジャーはいないというのが、うちの共通認識だ。

そして、馬鹿にされつつも大卒は心の中でほくそ笑んでいるのがよく分かる。
「そんなもんになりたかねえよ」って。
できないふりをしておくほうが利口だ。
世界は美しくて楽しいものに満ちているのに、
仕事と上司の接待で人生を終えるのは愚かしいのだ。僕の中ではね。

と、前置きをぐだぐだ言ったが、
前回の若手のみが、仕事の話と説教と愚痴で終始したのに対し、
今回の若手のみは、馬鹿話だけだった。
合コンとか、休日のこととか、最近できたケーキのうまいお店とか、
そんな感じ。

高卒は、アヤさんとアオイちゃんと、男が一人。
あとは全員大卒で。

実は、昨日少しアヤさんを怒らせることになった。
きっかけはささいなこと。
「私が一番上じゃないよね?」と飲み会の前に聞かれていて、
てっきり年齢のことだと思い
「ああ、多分アヤさん中間ですよ。」と答えていた。
慣習で、一番上が飲み会の挨拶をすることになっているようで、
それがアヤさんは死ぬほど嫌だったそうだ。

で、僕は勘違いしていた。
この場合の上とは、採用年数のことだった、いや当然のことなんだけどさ。
つまり、27歳の3年目の大卒の先輩より、
25歳だがもう7年働いているアヤさんのほうが先輩だったのだ。

かくして、アヤさんはしどろもどろな挨拶をすることになり。
その後しきりに「だましやがって・・」と僕を睨んでいた。
最初は冗談と思っていたが、彼女のあまりのしつこさに、
やべ、本気で怒ってるよこの人・・
と思い、
今日を迎えたわけです。

で、今日は何故かアヤさんが、僕に気を使っていた。
僕は疲れて無表情だっただけなのだが、きっと、
僕が沈んでいると思ったのだろう。

「はい・・」といいながらチョコをくれたときの表情。
あ・・アヤさん俺に気使っている。
無理に話しかけようとしておる。

ああ、俺はダメだなあ。
女の人に気を使わせるなんて。

思っていたら、急遽夏休みが決まった。

アヤさんと一緒に働けるのは
明日で最後だ。