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TO BE FREE

〈自分になる〉ために

虚弱体質な僕らは、それでも出かけなければならない

今日のデート。
アヤさんがデートと認識しているかは未だ不明だが・・
朝、とても早く目が覚めた。特別部屋ですることもなかったので、
家を出た。9時AM。

新宿をブラブラしていて、ミロードを散策。
可愛い感じのマグカップがあって、プレゼントにしようと思う。
ダヤンのマグ。確かアヤさんは好きだったはず。

で、11時半。
集合場所の六本木に早々に移動し、本屋にて時間をつぶした。
僕は、待ち合わせが好きで、早めに行ってワクワクしながら待つのが好きだ。

そしたらば、同期のミカさんにたまたま会い、
話した。お互いデートの待ち合わせの時間つぶしで
同じ場所に来ていたのだった。
「相変わらず、年上好きなんだねえ。」と、
かつて僕がMを追いかけていた頃の一部始終を知っているミカさんは微笑む。
「若いねえ、おばちゃんエロ目になっちゃうよー♪」
と、ひとつ年上のミカさんのテンションは上がっていった。
時間が来て、ミカさんと別れ、集合場所へ。

集合時間の12時を5分ほど遅れてアヤさんはやってきた。
「ごめーん、大江戸線って地下深すぎる・・」と、息を切らしながら。
ひらひらした紫色のブラウスと、茶色のパンツと、
白ジャケット。白ミュール。

そしてヒルズへ移動。ヒルズは本当に便利。
ちょっとした食事にも、本格的なデートにも。

今回は昼御飯だけの約束だった。こうゆうパターンは初めてかもしれない。
ちょっと新鮮だった。

そして、刺激物一切受け付けないアヤさんと昼ごはんを食べた。
中華料理。海鮮の麺のセットを頼んだ。

料理が来るまでに、プレゼントを渡した。
「なんでーー??」と、やっぱり言われたが、
「これからよろしくお願いしますっていうことで・・」という
微妙な返しをした。僕自身何故って言われても分からない。
あげたかったからあげた。

それから、話しながらの食事。
一人暮らしについて、アヤさんの家族について、
買い物について。初めての二人食事なので、無難な会話だったが、
和やかに笑いながら過ごした。
「ほー」と思ったのは、アヤさんが全く化粧していないということだった。
全く気付かなかった。
目鼻立ちがはっきりしているせいか、違和感がない。
「逆に化粧したらお水っぽくなるの」
と言っていたが、化粧したらかなり化けそうだなと思った。
陰影系だけでもとても映えるんではなかろうかと思った。

そして、食事は終了。アヤさんは半分くらい残した。
「もったいないね・・」と言いながら。
ちょっと量が多くて、僕は僕の分で精一杯だった。
アヤさんは、虚弱体質のようだ。
冷房と、太陽に弱い。
食事は少食だが、一食でも抜かすと貧血で倒れる。
僕は「この麺重いね。」という言葉をはじめて聞いた。

それから毛利庭園で「とんがり君」を見て、更に歩き出した。
階段を上っている途中。
アヤさんが「ちょっとお手洗いありますかね・・」と言うので
顔を見ると、顔面蒼白。急いで彼女を連れて行き、しばし待つ。
が、来ない。更に待つ・・アヤさん登場。

「大丈夫ですか?」
「すいません・・吐いちゃいました。」

・・ええええ??どれだけ弱いのか、この子は。
ラトリエの前の席でアヤさんを座らせて、しばらく休む。
顔面蒼白ながら、ずっと笑っていた。
なんだか僕もおかしくなってずっと笑っていた。

その日は、アヤさんはリシャールのチョコを妹に買って帰るつもりで、
二人で地図を見ていた。
地図は分かりづらく、実際歩いて探すしかないという結論に。
時間ももうあまりない。
アヤさんは「大丈夫になったから買いに行こう」と言っていたが、
唇真っ青だったので、彼女を休ませて、
急いで僕一人でお店を探しに行った。
すげー迷った。けやき坂を登り、グランドハイアットで道を尋ね、
たどり着いた先に、ありました。
高級そうなお店が。

アヤさんの注文はプチリシャールのセットと、期間限定っぽいもの。
なんだかおつかいみたいになってしまったが、
買った。計4,000円なり。
そして、店を出て、エスカレーターを見上げると。
さっきまでアヤさんと話していた場所が見えるじゃあないか。
めちゃめちゃ遠回りしたが、実際は30秒の距離だった。
帰ってアヤさんに物を渡し、お金を受け取った。
それから、お礼だといって、期間限定のほうのチョコをくれた。

それから、まだ顔色の優れないアヤさんと話す。
とにかく彼女はよく笑い、
妙な言葉遣いをする。(生粋の関東人なのに中途半端な九州弁を使う)
年下の僕に敬語を使い、時々思い出したようにタメ口になっては、
また照れて敬語になる。正直、内容はほとんど思えていない。
楽しかった。話し相手としては最高に相性がいい気がする。
僕は女の子と話すときは
1女の子の話(主に悩み)を聞いて、共感を示す。
2女の子の話(主に世間話の類)を聞いて、レトリックで笑い合う。
という二つのパターンのどちらかになるのだが、
今回は極端な2パターンだった。

時間はあっという間に流れ、妹の約束の時間をとっくに過ぎていた・・
で、立ちくらみでふらついているアヤさんを支えつつ地下鉄へ。

乗り換えの恵比寿の改札にて。
アヤさんが先に改札をくぐり、
僕はスイカの残高不足で、一人取り残された。
アヤさんに声をかけたが気付かない。
まだ僕がいると思っているのだろう。
笑いながら何かを話して続けていた。

僕は、自分に話している人間を遠くから眺めるという、
珍しい体験をした。
笑ってる。楽しそうだ。
うん、誘ってよかったな。

途中で気付いて、360度くるーっと周り、気まずそうにしていた。
切符を買い、あやさんのもとへ。
照れ笑いをし、「ばっくれたかと思ったぜ!」と言いながら背中をたたかれた。
「話す前に相手を確認しなよー!」と言い、僕もたたき返す。
なんかちょっと楽しかった。
それから、恵比寿から新宿までの間。
僕らは笑い続けた。
アヤさんは顔面が痛くなり、僕は腹をつりそうになった。
今日はトホホだねえ・・と言いながら。
なんだか決まらないデートだったけれど、
これだけ笑えたんだからまあいいかな。

この、時間限定のデートは、ちょっといいと発見。
無制限だと、どうしても疲れてしまうし会話も途切れる。
今回はちょうどよかった。これ以上は疲れが顔に出ていただろう。
事実笑いすぎたせいか、かなり疲れていたようだ。
帰りに立ち寄った吉祥寺の駅のホームの椅子で30分くらい眠ってしまった。

吉祥寺で買った本は
東京ウォーカー
KIMONO姫 木綿キモノ編
澁澤龍彦「黒魔術の手帳」
森茉莉「薔薇くい姫 枯葉の寝床」
川上弘美「おめでとう」


そして帰宅。
今日東京で大き目の地震があったようだが、
僕は全く気付きませんでした。。
回線が混んでメールも電話もできねえ。

またしても長文になってしまった。
自己満足。