TO BE FREE

〈自分になる〉ために

ああ、ボクらは、いくつもの夢を見る。

朝起きて、しばらくイノトモさんのCDをかけていた。
一曲目の「夢」が一番好きだな。
いいな、音楽は。いつも僕を救ってくれる。
人は変わる、けど僕はずっと音楽が好きなんだろうな。
注意力散漫の、浮気癖の激しい僕を、まだ見捨てないでいてくれる。
一時期、邦楽排斥運動が僕の中で起こった。
大学時代だ。
ヒットチャートというものにまったく興味がなくなり、
それまで毎週の楽しみだった(ビデオまで撮っていた)
CDTVを見なくなった。
きっかけはセルジュ・ゲンズブールだったか。
地元より少しだけ都会に出てきて、HMVで見つけた。
その衝撃たるや。
CDTV以外にこんなにも、溢れかえる音楽の世界があったなんて。
今思えば、とても狭かったのだ。当時の僕の音楽観は。
とにかく、フレンチを皮切りに、
洋楽の中で、あまり人に知られていないような音楽を探すことが楽しみになった。
きっとそれも洋楽に詳しい人から見ればたいしたことはないのだけれど。
何しろ、発掘現場がHMVの試聴機なのだから。
でも、ベルセバエフェメラ、コラリークレモン、ノートマヌーシュ・・
確かに今でもなお愛しい音楽にいくつも出会えた。
ヒットチャート外の天国。
それからジャズ、クラシックを経て、再び今日本に帰ってきた。
きっかけはやはり湯川潮音で。
渋谷HMV6階。何故かテクノやエレクトロ、ラウンジのコーナーにあった。
試聴し、これはいいかもと思い買った。
家で、聴くたびに好きになった。
特に入社した手で毎日胃がねじ切れそうな朝に、
潮音ちゃんの3:15を聴くと心が軽くなった。
当時、好きな人に会えなかった僕にとって、
「もう君に会えないのかな」という一言はどうにも揺さぶられた。
それだけ取り出すと何の変哲もない言葉が彼女の声を通じて
救いとなるのだ。
そして初ライブハウスである。
あの独特の高揚感。音、声の迫力。
もう、知ってしまった。という喜び。
知らなかったら、という恐怖。
良かった。本当に。
何だか、間口がまた広がった感じ。
音楽は、ファッションではない。
ただ、心地よいものを聴いていようと思う。

アストラッド・ジルベルト、
ジェーン・バーキン
のように、今愛しているシンガー達が
いつまで経っても愛しい存在であらんことを。

今日、デートがつぶれてしまったので。
家でレンタルDVDの「ラブ・アクチュアリー」を見た。
好きな人に会えないときに恋愛物を見るとどうなるか。
へこむか盛り上がるか。
・・そのどちらでもなかった。
それほど心揺さぶられなかった。
いまいち相性が良くなかったみたい。
夕方になって、このまま部屋で終わるのはもったいないと思って、
でた。昨日買った服を着て。
黒ジャケットなのだが、
着て動いてみて分かった。
非常に窮屈だ。
無理もない。
LAULA ASHRAY、女物の古着だが、女物の中でもかなり小さいはず。
それを、身長180超の僕が着ているのだ。
だけどラインはとてもきれいだし、
着丈の短さも何だかかっこいい。
素材がいいようで、触り心地が良い。
それで3000円くらいだったんだから多少窮屈でも我慢。
自転車こいでると息ができないけど・・
姿勢を常に正してなくちゃいけないけど・・

いやしかしながら、今日はとても暑かった。
とてもじゃないがベルベットのジャケットなど着ていられなかったので、
途中で脱いだ。
このまま暑かったらこのジャケットは来秋までお預けだな。
ちなみに冬は無理。細すぎて中はTシャツ着るので精一杯。
次の秋までに太ってたらいやだな・・

で、Iに電話したかったけど、メールの返事が遅く(いつも遅い・・)、
結局またしてもお休みメールのみ。
進展の予兆すら見えず。
ははは、やあ死ねばいいのかい?

「中央線沿線に部屋を借りたい。」
この言葉は伏線である。