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TO BE FREE

〈自分になる〉ために

空想音学会�V ~駆け抜けよ1時まで~


イノトモ
日本クラウン

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今日は僕の連休の最初の日であったのだが、色々なことがあった。
全部細かく書くのはいくら時間があっても足りないので、1時間きっかり。
イノトモさんのサイン入りCDをかけながら。
イノトモさんとは誰か。それはまた。
一切見直しをせず書こうと思う。構成も無視。
さてさて。はじまりは最悪の一日であった。
朝起きて、メールを見ると想い人Iから。
「皮膚病の調子が悪くて、明日皮膚科に行くので、お出かけは延期したい。」
でも、仕方ないよね、お大事に。また2日に夕食でも食べよう。
・・正直、この連休の最大のイベントは、明日のIとのデートだったのだが。
出鼻挫かれしばし途方にくれる。
しかしながら、鬱々と休日を過ごすわけには行かない。
夕方は表参道で湯川潮音ちゃんのライブがある。
連休イベント2つ目の楽しみ。
本当言うと、明日のデート用に服を買って夕方を迎えるつもりだった。
もはやデートはないけど、天気も良いので、昼前に家を出た。
びっくりするくらいの陽気。
駅に向かう途中で図書館に寄り、2冊本を借りた。
サガン著「ブラームスはお好き」
サガン著「愛は束縛」
サガンは、「悲しみよ今日は」しか読んだことがなかった。
そして電車を乗り継ぎ、原宿駅へ。
原宿は、以前竹下通りを歩いて以来苦手だった。若すぎる、騒がしすぎる。
しかし今日は、表参道へ向かうので、初めての道だった。
まずは、雑誌で見たのでBEAMSへ向かう。
いくらか迷いながらも付いた。しばし洋服を見る。。高い。
インターナショナルギャラリーなんて、入ったら客が僕しかいなくて。
値段はさらに高い。ちょっといいなと思ったシャツが2万・・無理。
低所得者の悲哀。階級はあるよなあ、日本。と思いながら敗走。
とぼとぼとBEAMSから出て歩いていると、いい感じのTシャツのショップに出くわした。
graniph」というお店で、2枚4000円というロープライスながら、
デザインは可愛い。かかっていた音楽も僕の好きなものなんで、買った4枚。8000円、毎度。
黒、白、ピンク、ベージュ。イラスト物。
ちょっといい気分でさらに道を行くと、オープンしたての古着店を見つけた。
店の中は広く、お客でにぎわっていた。お洒落なデザインのお店だった。
本当はTシャツの上に羽織るシャツが欲しかったのだが、いいものが見つからなかった。
少し脇に目をやると、ベルベットジャケットのコーナーが。
いやあ、この季節だけれども買いましたよ。
シャツ、ジャケット、パンツというスタイルならどんなデザインでも似合う自信がある。
細身の体、長い手足、眼鏡。はよく合うのだ、われながら。
その分ストリート系のスタイルがまったく似合わない。
Tシャツ1枚で町を歩けない。それには細すぎる。
まあそんなわけで、買いました。
1.黒ベルベットジャケット(LAURA ASHRAYの女物)
2.青ベルベットジャケット(ブランド不明)
3.白の。。カーディガンみたいなの。
しめて1万2千円なり。
さきほどのTシャツ4枚とあわせても2万円。BEAMSのシャツ1枚分。
しっかし、帰って改めて見たのだが、青JKが派手すぎる。
照明のせいでくすんでいた色味も蛍光灯の元では異常な輝きを放ち、
来ている僕は、まるでstar。、しらふでは着れないかもね、ふふ。
さてさて、買い物も一通り終わり、表参道へ。
ライブまでまだ時間があるのでうろうろ。
前も潮音ちゃんのライブで来たけどあの日は時間ぎりぎりについたので、
周辺を散策する時間がなく。
今回初表参道ぶらり。
色んなお店や寺やカフェがあって、面白くて面白くて、
引き寄せられるままに歩きまくって、迷いまくって、足が痛い。
こんなところを、こんな天気の日に、好きな女の子と歩けたら最高だろうなあ。
非常に美人の多い町であった。
モデルさんなどもいるのだろう。
テレビで見た人にも会った。
さんまのからくりテレビで見た教授みたいな人・・名前知らぬ。
あっという間に時はすぎ
さらに迷いながらも何とかライブハウス「表参道FAB」に着く。6時30分。
前回はテーブルの横のいすに座っていたのだが、
今回は右端の前から4番目の席に座った。
最初に現れたのは高田漣さん。
ギターとキーボードと、ドラムと、トランペット(だったような・・)
ドラムをたたいているのが、アオザイを着た女性で(社長だという)
美しかった。「気狂いピエロ」のなかで、アンナカリーナが白いドレスをまといながら、
銃を抱えている情景に似た、倒錯した美しさがあった。
ゆったりしながらも壮大なメロディであった。
歩き疲れていた僕はうっかり中国やハワイにそのまま行ってしまうところであった。
あと、面白かったのが漣さんが今は会えない父にそっくりだったことだ。
父さん・・
まさか東京で音楽やってるなんて知らなかったよ。

2番目に出てきたのがイノトモさん。
イノトモさんのことは知らなくて、勝手に男だと思っていた。
多分イノウエトモヒロのような名前の略だと想像したため。
しかしながら、現れたのは、線の細い素敵な女性であった。
タイプだなあ、と呆けておった。
不思議な語り口にひきつけられた後、その歌声に僕の頭ごと流れた。
いいなあ。ずっと聞いていたいなあと思った。
うん。潮音ちゃん目当てで来たんだけど、
漣さんにせよ、イノトモさんにせよ会えてよかったなあ。

しばしうっとりとした時間をすごしてから、
いよいよ登場、湯川潮音ちゃん。
彼女の歌は去年から精神的にどうにもよろしくない僕をたびたび救ってくれた。
以前のFABでのライブで感動して、また来れるのを楽しみにしていたのである。
現れた潮音ちゃんはやはり人形さんのように可愛く。
たどたどしくも頑張ってMCを終え、歌。
鳥肌が立った。前もそうだが、可愛いだけではない迫力がそこにはある。
引き込まれる。
100人ほどの聴衆を前においた一人のシンガーに神様が宿るなんてのは、
こっけいな考えだと思うが、それでもそう信じさせるに足るものがあった。
突然ハナレグミの永積さんが現れてびっくりした。
つい先日テレビの特集を見て気になっていた矢先だったし。
そういえばさっき休憩時間に市川実和子、実日子姉妹とお友達らしき方が。
テレビで見るよりずっと華奢で小さかったな。
実日子さんが「右・・?左・・?」と言ってうろうろしていた姿が印象的だった。
いやー東京はすごかばいなんて、地元でも使わなかった九州弁を心に浮かべた。

潮音ちゃんの歌も、前のライブのときよりも喉の状態が良かったような気がする。
知らない曲も聞けたし、満足満足。
途中、東野翠れんちゃんの映像作品とともに歌ったのだが、これがまたよい。
翠れんちゃんはブログで知ったのだが、
この、夢のような世界を撮れる人を僕は大変うらやましく思う。
そうゆう風に見えているから撮れるのか、
そうゆう風にしたいがために撮れるのか。
女性の感性の凄さを目の当たりにして、凄くうらやましくなる日がある。
映像の中の窓の形が実家のを思い出させた。
それも昔の。形そのものは何も変わっていないのだけれど、
あの空気感は、くすんで静かで、そんなものはもうないのかもしれない。
うう・;もう1時すぎてしまった。
ぶっ通しで書いているので言葉がまったくまとまっていないけれど、
テンションが高いままに書き上げたい。
ライブが終わって、ショップでイノトモさんのCDを買った。
もうすでに5枚も出しているということで、
どれにしようか迷った。
いつもなら1枚目から買うのだが、ジャケットのデザインが気に入ったので
5枚目のアルバム「夢」をかった・・買おうとしたそのとき。
それまでまったく気付かなかったのだが、横に本人がいらっしゃった。
サインどこがいいかと聞かれ、CDそのものにしてもらった。
ケースは、CDを守るもの、なのでCDより割れる可能性が高いなという
瞬時の計算の元(嘘。本当は緊張してとっさに言っただけ。)
サインをいただいた。握手をしていただいた。
その瞬間、何だか泣きたくなってしまい、挨拶もろくにできず、
会場を出た。
小さかったのだ。その手は。
その手から、あれだけのものを作り出して、子供さんもいらっしゃって、
そんなあれこれを考えると無性に全てが愛しくなって。
握手から、色んなパワーをもらって、でも慣れずに消化しきれない感情に、
涙が出そうになったのだ。
僕は、去年から仕事を始めて、本当の意味での生活を始めた。
その中で、孤独や絶望に打ちひしがれ、
一人の弱さを知った。
愛されたいと、本気で思うようになったのは最近のことだ。
弱くなった。
でも、その分僕は多くのものを愛せるようになった。
正しいものを、真に必要なものを見つけられるようになってきた。
今日の握手も、今の僕だからこんなに感激したんだと思う。
人に触れることの意味。
それを、知っていたはずなのにね。

今日のライブを通じて、世界と少しだけ調和が取れるような気がしてきた。
ありがとう。
素晴らしすぎるね。