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TO BE FREE

〈自分になる〉ために

BLOC PARTY


ふん、休みも終わりか。今日は一人で過ごした。
図書館へ行った。福岡の頃の図書館よりは小さくて古かったがそれでもよかった。
特に外国文学のコーナーが充実していたように思う。
が、なんとなく最近は「和」が素敵だと思っているので特に借りはしなかった。
借りたのは二冊。
1.白洲正子「日本の伝統美を訪ねて」
2.澁澤龍彦「暗黒のメルヘン」
1は、まあ、「日本」、しかも「伝統美」という文言につられた。
2は澁澤龍彦が選んだ幻想文学のコンピレーション(本でも使うのかこの言葉・・?)
で、夢野久作泉鏡花坂口安吾や、僕の琴線に触れる作家の名前が並んでいる。

で、帰りにCDを買った。
1.tahiti80「Fosbury」
2.BLOC PARTY 「SILENT ALARM」
 1はフランス人四人のバンドで、ポップ、
であるがエッジのきいている感じがよい。
これからの季節に良い心地の良いポップスだ。
前のアルバム「WALLPAPER FOR THE SOUL」から早三年かと考えると感慨深くはある。
あの頃、このアルバムを聞きながら大濠公園を早朝歩いていた。
 2はイギリスのバンドだが昨年にたまたまミニアルバムの「BLOC PARTY EP」を聴いてファンになった。まずルックス。黒人の怖そうなヴォーカル、やたら細く暗そうな鬼太郎ヘアのギター、
地味すぎるだろ・・というベース、眼鏡が最高に良く似合うハンサム優等生という感じのドラム。
この4人から繰り出される音楽は、最高にクールだ。
このアルバムにある解説が分かりやすく説明しているが。
自分なりにまとめると、彼らの音楽には熱と冷、文学性と肉体性、モダンと野蛮を行き来している。
音楽から浮かぶ情景は、真夏の野外で踊り狂っているような狂乱。と暗いクラブで、アルコールに酔いながら視界を失っていく感じ。共通するのは暗さ、ダンス、汗・・と混じる香水の香り。
基本的にこういった熱かったり重かったりする音楽は苦手なのだが、今回ははまった。

こういった生活。もいいものだと思う。誇れはしないけれど。
好きな音楽や文学があるっていうことだけで恵まれているのかもしれないと思う。
僕は、人生に何を求めているのだろうか、
今あるものを捨ててまで手に入れるべきものなどあるのだろうか。
突然、幸せを感じた。
なにかあったというわけじゃないけど。
昨日の合コンで、僕以上に息詰まる思いで生活している女性を見た。
僕と同じような仕事で、同じような環境で。
やはり人生の長さを思い、想像してたよりもずっと手強い社会を目の当たりにして、
苦しんでいた。
このまま一人では生きていけないと気付いたんだ。心からね。
かといって今の生活を完全に捨て去るのも怖い。
そんなジレンマを抱えているのは僕も一緒だよ。
希望はあった。希望の形はでもあいまいで、突然絶望になったりする。
こうなればハッピーだってことが現実に起こると
案外幸せでなかったりするのはなんとも恐ろしいことだ。
何も望めないような、ね。
でも、それでも幸せって思う日はある。何も無くとも。たとえば今日のように。
明日から仕事だ。
仕事ではなくなっていた。仕事でしかなくなっていた。
そんな矛盾を抱えながら再び過ごすのだろう。
でもいいさ。求めてきたものは、すでに手中にある、と気付いた。