TO BE FREE

〈自分になる〉ために

復活


先ほどの投稿から数時間。熱が下がった。
ためしに布団から出てみると、少し楽になった。
寝たきりだと元気がどんどんなくなる。
ひとまず洗濯して、たたんで、掃除してと、動いてみた。
少しだけお外に出てみようかなとも思う。人と会う元気はないが。
そもそものどが痛くて声が出ない。
ちょっとだけ、窓を開けてみた。空気がよい。寒いけれど。
寒いはずなのに汗をかいている。熱のせいで。
今の僕の姿はひどいものだ。髪は寝癖のまま。髭もまだ剃っていない。鼻の下はがさがさ。
僕にとっての美への志向は、同時に無機への志向だ。
髭など生えなければいい。脂など無くなればいい。
僕は作られた美が好きだ。ナチュラル志向を理解しない。
自然体であるべきだという意識は、逆に息苦しいものだと思う。
自分自身の素の姿を何の躊躇もなくさらすことのできる人間は、おそろしい。
多少うらやましいと思いつつ。
他人にも自然体を強要する人間は僕のもっとも苦手とするところだ。
それは、自分にとっての自然を押し付けているに過ぎないのだ。
気を使うことが自然だという人もいるだろう。
さてと、ひとまず紅茶でも飲んで出かけようか。