TO BE FREE

〈自分になる〉ために

地元福岡が今おもしろくなってる!~PRのできるライターを目指して~

上京しても気になる地元福岡のこと

 

東京に出てきて10年以上です。 

 

地元福岡のことを考えることは、実はあまりなかったのですが、たまに帰省した時に、「子どもがいないな」と感じることがありました。子どもの頃に遊んでくれた方も高齢化が進んでいます。

 

僕の実家は、福岡県の鞍手町にあります。

生まれた時は北九州市だったのですが、鞍手街に住む祖母が高齢となったため、移り住みました。

鞍手町は、いわゆる田舎です。

 

鞍手町は、日本創生会議が発表した「消滅可能性」のある自治体に指定されており、

福岡県で1番、全国でも約30番目に消滅可能性の高い自治体となっているそう…

  

ちなみに去年の帰省時に撮った写真がこちら。

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自然が多くて、のどかで静かなよい土地なんですけどね。

上京してから、鞍手町のことが聞こえてくることは一度もありませんでした。

ですから、「実家はどこ?」と聞かれても、「福岡ですよ。北九州のあたり・・」と答えていました。

 

ですから、先日Facebookで招待をいただいたイベントを見て、本当に驚きました。

 

首都圏から福岡に移住した起業家2人によるトークイベント、6市町の担当者が地域の魅力をPRするパネルディスカッション、6市町村の地域資源イデアソン、「賞金最大50万円‼福岡よかとこビジネスプランコンテスト」の説明などを行います。

■当日スケジュール
13:00~13:30  
会場(受付)
13:30~13:40  
オープニングトーク (タイムスケジュール・趣旨説明)
主催者挨拶 トーマツベンチャーサポート株式会社、福岡県
13:40~14:20
パネルディスカッション ~地方の魅力と移住起業~
【パネラー 】
久留米市飯塚市みやま市うきは市鞍手町、広川町
モデレーター
トーマツベンチャーサポート株式会社 鍋島佑輔 氏
14:20~14:30
10分休憩
14:30~15:10
パネルディスカッション ~移住起業のすすめ~
【パネラー 】
KATARO PROJECT 代表 阿部 昭彦 氏
うきはぷろだくしょんず 代表 太田 唯己 氏
モデレーター
トーマツベンチャーサポート株式会社 香月 稔 氏
15:10~16:30
参加者によるアイデアソン(地域資源をテーマとしたアイデア出し)
16:30~16:50
ビジネスプランコンテストの説明等 福岡県 / 日本政策金融公庫
16:50~17:20
個別相談

 

ビジネスプランコンテストのパネラーに鞍手町が出ている!

しかも東京で開催するイベントに、なぜ鞍手町が??

これは、行かないわけにはいかないと思い、急きょ、昨日開催されたこのイベントに参加しました。

 

イベントで感じた地方創生の課題

 

イベントには、50人くらいの参加者がいたでしょうか。

そこに、パネラーとして、まずは各市町村の創業支援の担当部署の方が、それぞれに抱えている問題について説明されました。

抱えられている問題はそれぞれですが、まとめると1つに絞られます。

 

それは、「いいものがあるのに、知られていない」ということです。

 

次に、実際に東京や神奈川から福岡に移住して起業されたお二人の方から、移住に至るまでの経緯や、移住してからの感想などを聞きました。

福岡に移住することの素晴らしさについてお話されました、例えば福岡のいい点として説明されたのは、

・ 食べ物が安くておいしい

・ ストレスがなくなる

・ 固定費が下がる

・ 世話焼きの人が多い

・ 欲に振り回されなくなる

 ということ。確かに、大学まで福岡市に住んでいた僕としても納得しました。大学の頃の家賃、20,000円でしたからね。駅近くの1DKで。

 

それにしても、実際に移住して、より充実した生活を手に入れた人がいて、移住するためのサポートもたくさんあるにもかかわらず、情報が伝わらないせいで人が集まらないというのは、もったいない。

 

おいしい果物があり、特産物があり、自然があり、歴史がある。

医療や教育が充実していたり、起業支援もたくさんしている。

にもかかわらず、「知ってもらえない」

何とかならないものでしょうか。

 

たとえば、この商品。

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ブランド苺の「あまおう」を使用した豆乳です。とても美味しかった。

この製品を製造しているのは、福岡県の広川町とのこと。

広川町は全国でも有数のイチゴの産地ということです。

 

ですが、商品名は「博多 あまおう」なんです。、広川町という名前はどこにも出てきません。というか、福岡出身の僕も、広川町という町の存在を知りませんでした。

 

「あまおう」が福岡産ということは知っているので、「博多」と書かれれば、博多の特産なんだとそのまま信じてしまいます。

 

きっと、「広川町 あまおう」より、「博多 あまおう」の方が知名度の観点から、商品名として魅力があるので、仕方ないのでしょう。

 

ここで、おそらく広川町が考えるべきは、「広川町 あまおう」を売り出すことよりも、広川町でしか体験できない何かを具体化することだと思います。

すぐに思いつきませんけど、「他では体験できない斬新ないちご狩り体験」とか?

その土地に行く理由を与える必要があるのでしょう。

そして、その理由を言語化することが、必要なんだと思います。

 

地元鞍手町の驚くべき変化

各市町村の話を、それぞれ興味深く聞いていましたが、やはり一番気になるのは地元鞍手町です。観光資源といっても、おいしい葡萄がとれるくらいしか思い当たりません。

昔あった学校も廃校になってしまったという話も聞いていましたから、そもそも若者が根付く印象がありません。

 

しかし、鞍手町は変わっていました。かなり斜め上を攻めていました。

まずは、こちらのサイトをご覧ください。

 

くらて学園 – 総合案内サイト | 福岡の廃校を利用したオタク文化総合イベントです。教室・体育館・保健室など本物の学校がコスプレ撮影などにまるごと開放されます!駐車場も完備!

 

なんと、話に聞いていた廃校が、「オタク文化総合イベント」の場と化していたのです。

校舎内では、コスプレの撮影会などのイベントが開催される他、3Dプリンターなどを完備したクリエイター向けのコワーキングスペースもあるようです。

 

既に900人を超える人が、くらて学園の学生として登録しているようです。

僕は土地勘があるので分かるんですが、あの場所に900人もの人が興味を持ってわざわざ来るというのは、本当に奇跡的です。地域創生の可能性を感じましたね。

 

「物を売るより、体験を売る」

それが今のビジネスのキーになると実感しました。

 

 

ビジネスで、地域の課題を解決できるか?

 

このイベントは、

福岡よかとこビジネスプランコンテスト | 起業するなら福岡へ。福岡を元気にするアイデアやノウハウを持つ方、行動力のある方をサポートするビジネスプランコンテスト。

というイベントの説明会ということで、ビジネスのアイデア出しのワークショップも開催されました。

 

ワークショップでは、参加者が各市町村ごとのチームに分かれ、ビジネスプランのアイデアを考えて発表するというものです。各チームには、市町村ごとの役所の担当がつきます。

 

僕が参加したのは、福岡県のみやま市のチームです。

チームには、みやま市の役所の担当の方も加わりました。素敵な方でした。

 

ちなみに、僕はみやま市という地名を知りませんでした。

みやま市の担当の方は、地域の課題として、

清水山という観光資源があるのに、見に来る人がいない」

きじ車という伝統工芸品があるが、買う人が少なく、生産者も高齢化している」

という問題点を挙げられました。

 

パンフレットを見ると、清水山はとても美しい自然が残っているようです。山の中には清水寺という寺もあります。その名で分かるように、最澄ゆかりの寺で、京都の清水寺とも関係のある由緒正しい寺とのことです。知らなかったな。

春には桜が、秋には紅葉が美しく、知ってもらえれば観光者を呼べそうです。

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(※ みやま市のホームページより転載)

 

次の問題が「きじ車」

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(※ みやま市のホームページより転載)

 

なかなかかわいらしいデザインです。

ただ、ギミックとしては車輪があるというだけ。

確かに、今の子供が玩具として遊ぶかと言うと、難しい印象…

かつてはお守りとして買う人がいたそうですが、清水寺そのものの知名度が低いだけに、爆発的に売れるということはなさそうです。

 

じゃあ、どうするか。

課題では、以下の文章に合わせ発表するということになっていました。

 

私たち○○チームは、○○という課題を、○○に対して、○○というものを届けることにより解決し、福岡県を元気にするばい!

 

やや記憶が曖昧ですが、こんな感じ。

僕らはチームでアイデアを色々と出していきました。

「きじ車を光らせてみては」

ポケモンGOのモンスターで、最澄を登場させないか」

「きじ車ドローンを清水山で飛ばしてみては」

 

こんな感じで、自由に意見を言い合い、そして一つのアイデアにまとめました。

 

「私たち、みやま市チームは、清水山に人が来ないという課題を、歴史的なストーリーをコンセプトにしたイベントを開催することにより、参加者を楽しませ、清水山の知名度を上げることにより、福岡県を元気にするばい!」

 

この「歴史的なストーリー」とは、最澄が清水山に入山するに当たり、道に迷った際に、きじ車が最澄を導いたという伝説のことです。

 

このストーリーになぞらえ考えたイベントがこちら。 

きじ車をプログラミングで自動操縦して、スタート地点から清水寺まで走らせ、距離やゴールタイムにより競わせる。

 

いかがでしょうか?短時間で考えたわりには、きれいにアイデアがまとまった気がします。

 

イデアは、もしかすると県外の人が自由に考えた方が出てくるのかもしれません。

鞍手町のくらて学園も、外部の方のアイデアから始まったようですし。

 

ライターの仕事はここにもあった

イベントの全般を通じて思ったのは、地域の魅力やビジネスを作り上げるのも大切だけれど、それを言語化して伝えることも、とても大切だということです。

そこには、言葉を使いこなすPRライターが求められるはずです。

 

僕はライターとしてどういった仕事をしていくのか、まだ分かりませんが、「魅力を引き出して言葉にする」ことは、どんな仕事でも共通してやりたいと思っています。

 

仕事を通じて、地元の役にも立てると、幸せなことだな、と思います。

まだまだ、勉強中ですが、やりますよ!

ああ、それにしても福岡に移住したくなってきましたよ。

役所の担当の方も、皆さんいい感じでした。

 

補足:福岡よかとこビジネスコンテストについて

今回のイベントの主旨は、「福岡よかとこビジネスコンテスト」というビジコンの周知です。

 

福岡よかとこビジネスプランコンテスト | 起業するなら福岡へ。福岡を元気にするアイデアやノウハウを持つ方、行動力のある方をサポートするビジネスプランコンテスト。

 

このビジコンのテーマはこちら

・福岡県内の地域の魅力や強みを活かす新しいビジネスプラン

・福岡県内の地域課題を解決する新しいビジネスプラン

 

応募要件は、福岡県内で創業を予定する方となっており、大賞には賞金50万円が授与されます。

面白いのは、福岡だけではなく、関東圏からの参加者も募集していることです。

昨日のイベントもそうですが、その後のサポートやセミナーも、東京で受けることができます。

 

困ったことがあれば、役所の方に相談していいそうです。その点もこのビジコンの魅力かと思います。

 

福岡への移住や仕事を考えている方は、参加した方がいいですよ!